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BMW バイクでもコーディングを始めました(1)!まずは、ディライト (デイライト)から!

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 私の愛車 (クルマです)BMW F10では、購入した2010年当初からコーディングを実施し、各種の隠された機能を開放してきました。

 「隠された」といっても、なにもBMWがイジワルして隠してきたわけではありません。

 いまやクルマやバイクは世界中に輸出されていますが、クルマやバイクの仕様は各国の事情や法規制に合致させねばなりません。

 仕様の異なるクルマやバイクを各国の事情に合わせてハードウェアを作り分ける(例えば、ヨーロッパ仕様のエンジンと日本仕様のエンジンの両方を作る)ことはコスト的に非常に不利ですから、ハードウェアは各国共通で一つの仕様とし、それを制御するソフトウェアの設定で各国の事情に合わせるという手法が採られています。

 例えば、コーディングで一番人気のディライト。

 2023年以前の日本仕様車では、昼間はスモールライトとエンジェルリング(通称、イカリング)の両方が点灯します。

 しかし、ヨーロッパ仕様車ではスモールライトは点灯せず、輝度を上げたエンジェルライトだけが点灯します。そうすると、エンジェルライトが映えた非常にカッコいい外観となります。

 法規制の改正により2023年以降は日本仕様車もディライト機能が認められるようになりましたが、それ以前に販売されたクルマやバイクではディライトの機能は隠されています。

 前述した通り、ヨーロッパ仕様車と日本仕様車でライトが異なるわけではなく、単に日本仕様車ではソフトウェアの設定でディライト機能を隠している(オフにしている)だけなのです。

 コーディングでこれをオンにすれば、ハードウェアは同じままでディライト機能が使えるようになるのです。

 コーディングのためには、アダプターやらソフトウェアやらが必要になってきます。

 最近では、クルマについては非常に簡単にコーディングができるアプリケーションが出回っていますが、私がコーディングを始めた10年以上前は、E-SYSという非常に難解なソフトウェアを、ドイツ語を読み解きながら実施する必要がありました。

 さて、バイクを購入したので、当然バイクでもコーディングをしたくなります。

 しかし、クルマと違ってバイクのコーディングは情報量が少なく、非常に大変でした。

 どうにか使えそうなソフトウェアとOBDアダプターをようやく入手し、実施してみました。

 苦労しつつ、アダプターとPCの通信を確立します。

 予想はしていたことでしたが、クルマ用のお手軽アプリと異なり、入手したバイク用のソフトウェアはE-SYSをベースとしたもので、つなげればあとは直感的にポンポンとコーディングができるようなものではありませんでした。

 なので10数年前にクルマのコーディングで苦労して蓄積した知識をフル活用し、どうにか使えるようになりました!

 まずは、BMW R1250GSのディライト機能を使えるように(アクチベート)しました!

 おおお、昼間はスモールライトは消え、クルマでいうエンジェルライトのようなデザインLEDだけが光っています。いいですね~!

 ディライト機能をアクチベートすると、メーター内にオートマチックディライトが機能していることを示す表示(メーター内、気温表示の横にライトマーク内にAが記された表示)が現れ、また車両設定メニューでもディライト機能のオン、オフを設定するメニューが新たに表示されます。

 

 フィルムを購入し、ディライト部分、そしてついでにフォグランプも黄色くしてみました。

 こっちの方がいいですね~!

 今後、バイクのその他コーディングについてもアップしていきます。

 せっかくですので、コーディング歴10数年で培った知識をKindle本にまとめ、皆さんに共有することを考えています。

 ご期待ください!

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