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BMW F10に至るまでの経緯

クルマ全般
2020.09. 鳴子温泉付近の田園で

 現在の私の愛車は、BMW 528i (F10)です。その直前は富士重工社謹製のスバル レガシィ ツーリングワゴン 3.0R (BPE)。それ以前の車遍歴はおいおいご紹介させていただくとして、BPEの後継になぜF10 (6代目5シリーズ)の528iを購入するに至ったか、書いてみます。

 レガシィ ツーリングワゴン 3.0Rのエンジンは水平対向6気筒 (いわゆる、Horizontal 6)、高回転域までまるでモーターのようにスムーズに吹き上がる、非常に気持ちの良いエンジンでした。5,000㎞走行毎にオイルを交換してきたことが効を奏したのか、走行10万kmを超えても絶好調そのもの、購入から売却 (下取り)までの間のエンジン関連の故障は、Vベルトアイドラープーリーの軸が疲労で折れてしまったことくらいでした。
 エンジンが絶好調な一方で、足回り、ボディー、シャシーのヤレ、剛性感の低下は顕著で、高速道路を長距離走るとかなり運転疲れしてしまう状態に陥ってしまい、足回りのリフレッシュの相談にディーラーを訪ねました。

 
「エンジンは絶好調なのですが、足回りがヘナヘナ。コストパフォーマンスのよいリフレッシュを提案してください!」

担当さん 
「最もコストパフォーマンスがよいのは、何もしないことですよ!もう、ボディーも足回りの装着部もヤレちゃってるので、ショックアブソーバーを替えたところで劇的な改善は期待できません。せいぜい、リジットカラーを装着するくらいですかね~。お客さんの評判はいいですよ~」

 
「( ゚д゚)。・・・・・。ちょっと考えさせてください・・・・・。」

私の心の声
「そうか・・・・・・、いくらエンジンは絶好調でも、クルマトータルとしてのパフォーマンスはもう蘇らないのか・・・・。なら、乗り換えるしかないべ!」

 あっさりと乗り換えの決断はしたものの、問題は次のクルマです。

 「気持ちのいいエンジン」は譲れない条件で、基本は6発エンジンで考えたい (当時の私はなぜ6発エンジンでバランスが優れるのかをよく理解もぜず、ただ妄信的に6発信者になっていました。お恥ずかしい・・・)。
 10万㎞で寿命を迎えるとしても (←あくまでも、私の感覚として、です)スバルのクルマはやはり素晴らしく、後継の第一候補として真っ先にスバル車を考えましたが、2012年当時、日本市場における6気筒エンジン搭載車はアウトバックのみ、またレガシィ ツーリングワゴンの日本市場での発売も終了、代わりにレヴォーグが投入されるとのこと。アウトバックは先代からかなりの大型化が図られましたが、私はそのデザインがあまり好きではなく、またレヴォーグは4気筒モデルのラインアップになるとのこと、スバル車は候補から外さざるを得ませんでした。

 さてどうしたものか。トヨタ、日産ほかにははあんまり興味ないしな~。

 そんな折、BMWを乗り継ぐ知人が、「BMW史上最後のシルキーシックスを思い切って買ったけど、いい!いい!」と満足げに話しているのを耳にしました。

 ( °o°) オオオオオッ!! シルキーシックス、その手があったか~~~!!!
 でも、予算大丈夫かな・・・・(´·ω·`)

 よくよく聞くと、BMWのアイコン的存在である直列6気筒エンジンは残るものの、環境配慮の観点からダウンサイジングが進み、
・6代目5シリーズ (F10)の523i、528iに搭載されたN52Bエンジンを最後に、NA (Normal Aspiration; 自然吸気)の直列6気筒エンジンが消滅したこと、
(以後の直列6気筒エンジンはすべてターボ機構を装着。マニアに言わせれば、「NAの」直列6気筒だけがシルキーシックスを名乗れるとのこと)
・2012年時点で新車の販売はすでに終了しており、中古市場を探さなければ手に入らないこと、
がわかりました。

 初めてBMWに乗る私からすれば、ターボだろうがNAだろうがいずれにしろ未知の世界、正直いって6発でさえあればどちらでもよいことのようにに思えましたが、『最後のシルキーシックス』という耽美な響きが、NA6発を搭載するF10に向け私の背中をドドンと押しました。

 以後約1ヶ月間、BMW認定中古車センター店である BMW Premium Selectionを巡り、運命の1台に出会うことになりました。
 私が選んだのは、
・BMWディーラーのデモカーだった528i Mスポーツパッケージ、
・走行距離1万km弱、
です。
 正直なところ予算はオーバー気味であったものの、『最後のシルキーシックス』という耽美な響き、またスプリングを変更し適度に車高が下げられたシルエットには抗えず、予算の壁はガラガラと崩れ落ちました。

 それから、はや8年の月日が・・・・

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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