スタットレスタイヤの購入を見送り、この冬は雪のないところでおとなしく過ごそうと思っていました。ですので、正月休みは比較的温暖な岡山辺りの温泉場を巡ろうと思ったのですが・・・。
2021年年末から2022年年始にかけ大規模な寒波の襲来を受け、岡山でも山間部はスタットレスタイヤがないと走行できないような事態に見舞われました。
もともとは美作三湯と総称される湯原・湯郷・奥津の源泉かけ流しの湯を愉しもうと思っていたのですが、いずれもあと数キロというところで雪に阻まれ、勇気ある撤退を余儀なくされました。
そうなると太平洋側に向かわざるを得ないのですが、じゃあ代わりにどこに行こうかスマホで検索すると、いかにも湯治場の雰囲気をプンプンと残す「小森温泉」を見付けました!
享保年間に岡山藩主の池田継政が建設した湯治場として栄えた歴史を誇りますが一旦は廃れ、戦後になって地元民による温泉復興運動によって再興したのだそうです。
見てください!この外観!!
嬉しさがこみ上げてきます(笑)。
さて、玄関をくぐりましょう。
館内は、そのまま昭和の時代にタイムスリップです。
湯殿へと向かいます。
こちらが、脱衣所と湯殿です。
湯はアルカリ性単純温泉で、トロトロのヌルヌルです。あつ湯とぬる湯の2つの浴槽がありますが、あつ油といっても40℃くらいかな、ゆっくり入るのにちょうどよい温度です。
1時間以上過ごしたでしょうか。湯が誘うというか、何度も何度も入りたくなるのです。温泉好きを自認する割には湯に対する語彙が少なくて恐縮ですが(苦笑)、ホントにいい湯でした。
館内には、こんな昭和レトロな物達が。
昭和好き、温泉好き、湯治場好き、どなたにもおススメできる優良温泉でした。
宿泊もできるようですが、多くの部屋は閉鎖され、ごく一部の部屋だけしか利用できないようでした。外観から想像がつく通り耐震や補修の問題があり、現在の利用者数では全館開放してもペイしないのでしょう。興味のある方は早めに訪れることをおススメします。
小森温泉の詳細は、こちらの公式ホームページをご覧ください。
今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!
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