鍵をキーシリンダーに挿して回す。そして、スターターボタンを押してエンジンをかける。
そんなバイクであれば、何も迷うことはありません。
鍵を数本増やしても利便性は損なわれませんから、バイクに標準装備されているヘルメットロックを使うなり、標準装備されていないならヘルメットロックを増設してしまえばよいだけです。
問題は、キーレスライドのように、エンジンをスタートさせるのに物理的な鍵が不要なケースです。
この場合、ヘルメットをロックするためだけにポケットなりカバンなりから鍵を探し出さねばならないのでは、せっかくのキーレスライドの利便性が著しく損なわれてしまいます。
私のバイクにはパニアケースを装着していますから、ヘルメットを脱いだらパニアケースにしまえばいいじゃん、という声も聞こえてきそうですが、いまやカッパやらジャンプスターターやらを無造作に放り込んでいますし、何か買い物したあとにはヘルメットを安置するスペースがないこともしばしば。
で、物色した結果購入したのがこちら。
ヘンリービギンズ(Henly Begins)のワイヤーロック錠です。
この製品のいいところは、目を瞑っていてもロックを開錠できる点です。
ダイヤルを数字の減る方向に回転させると、ダイヤルの数値がゼロの位置で止まるのです!
ですから、そこから自分の設定した番号までダイヤルを回してやることで、目を瞑っていても開錠できるのです。
暗闇でも、ダイヤルの数値を見るためにライトで照らす必要はありません。
難点としては、通常のヘルメットロックに比べれば防犯効果が薄いことでしょうか。。。
お世辞にも太いといえるワイヤーが装備されているわけではありませんから、強力なニッパーがあれば切断できてしまいそうです。
まあ、そこまでしてヘルメットを盗む人は少ないだろうという前提にたてば、細いワイヤーであってもしっかりロックしていますよ、とアピールできることで、盗っ人の出来心は抑制できるだろうと、私は楽観的に考えています。
盗っ人が本気を出せば、ヘルメットどころかバイクごと持って行っちゃうこともできてしまうのですから。
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