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KeePerを自分でDIY施工 -バイクや車をピカピカに!-

修理・点検・メンテナンス

 車やバイクに乗っていると、「KeePer」の看板を頻繁に目にします。

 そう、言わずと知れたコーティングのプロショップです。

 もともとはクルマ向けのコーティングが主体でしたが、最近では2りんかんをはじめとしたバイクショップでバイク向けのコーティングサービスを展開しています。

 私の愛車BMW F10も、KeePerショップでWダイヤモンドキーパー施工をしてもらいました。仕上がりや耐久性には大満足でしたが、お値段は10万円を少し切るくらいと、案外に高価ではありました。

 Wダイヤモンドキーパーは、1回/年のメンテナンスで5年間効果を保持するとのこと。

 どうにか自分でDIYメンテナンスできないか種々調べていると、

  1. KeePerのコーティング用具は加盟店でなくとも入手できること、
  2. 施工マニュアルが開示されていること、

がわかりました。

 そこで用具とマニュアルを準備し、自分でKeePerメンテナンスをしてみたところ、驚くほど綺麗に仕上がりました。

 もちろん、ショップに依頼するのに比べて、ビックリするくらい安価です。

 プロの施工と比べると細かな違いはあるのかもしれませんが、それを生業にしているわけではない私には差は感じられませんでした。

 以来、KeePerは専ら自分でDIY施行するようになりました。

 バイクを購入したときも、コーティングはKeePer一択で決めていました。

 試しにショップに依頼した場合の価格を確認してみると、バイクは施工部分が少ないにもかかわらず、値段はクルマの半分程度。

 これはもう、自分で施工するしかないですね!
 (はじめからそのつもりでしたが(笑))

 道具を揃えましょう!

 必要なのは、下地処理の「爆ツヤ」、高密度ガラス層形成用の「ダイヤモンドキーパー」、保護層形成用の「レジン2」です。以下には、施工に必要な専用クロス、専用スポンジも含まれます。

 一見高額にも見えますが、これ1セットでクルマであれば5回分以上施工できました。

 マニュアルは、KeePer技研のサイトで公開されています。

 感心するのは、マニュアルの内容が時々更新されていることです。以前は水を残した状態で施工するよう書かれていたものが、あるときから水拭きしてから施工するよう変更されていました。綺麗を求め、日々研究された結果なのでしょう。

 今回は、私のバイク(BMW R1250GS )にWダイヤモンドキーパーを施工します。

 なお、KeePerにはクリスタルキーパー、ダイヤモンドキーパー、Wダイヤモンドキーパーといったいくつかのメニューがありますが、塗り重ね回数の違いのみで、使用するケミカル類は同じです。

 まず、しっかりと洗車し、「爆ツヤ」で下地処理をします。 

 続いて、施工面に高密度ガラス層を形成しましょう。

 マニュアルに従い、乾いたボディーに「ダイヤモンドキーパーケミカル」をスプレーし、塗布していきます。ある程度の面積(クルマであればボンネット半分程度)に塗布したら、付属の「ダイヤクロス」で拭き上げます。この工程を、ボディー全面に実施します。

 ガラス層の施工後、3時間の自然乾燥、あるいは水締め(純水をスプレーし、吹き上げる)をします。

 Wダイヤモンドキーパーの場合はガラス層を2層付与しますので、同じ作業を繰り返します。(ダイヤモンドキーパーの場合は、この工程がスキップされます。)

 それから、ガラス層保護のためのレジン層を形成しましょう。

 今度は「レジン2」を用いて、上記と同様の施工を実施します。なお、吹き上げは付属の「レジンクロス」で。

 以上で終了です!

 乾燥工程の時間を除いた実質的な作業時間は、わずか1時間ほどです。

 愛車が、ものすごく綺麗に、また手入れがかんたんになりました。

 通常の手入れは洗車のみでOKですが、洗車2回ほどに1回の頻度で、下記のエクストリーム セラミックスプレーコーティングを使用されると、水弾きが完全復活します。

 なお、エクストリーム セラミックスプレーコーティングはドイツSONAX社の製品ですが、KeePer技研とSONAX社は共同で製品開発をしており、KeePerのコーティングとは相性抜群です。

 ですので、通常の洗車にもSONAX社のこちらを使われることをおすすめします。
 (KeePerも同社ブランドで専用洗剤を販売していますが、容器も洗剤の色や粘度も同じで、おそらくは同一製品だと思われます。)

 愛車にKeePerをDIYで安価に施工し、綺麗を愉しみましょう!

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