現愛車BMW R1300GSは、峠も高速道路もオフロードも楽しめるマルチパーパスなバイクです。
旧愛車のR1250GSも同様にマルチパーパスに楽しめるバイクで、ホイールセットをもう1セット追加し、一方にはミシュラン アナキーアドベンチャーを、もう一方にメッツラー カルー4を履かせていました。
アナキーアドベンチャーは、峠や高速道路を利用したロングツーリング、及び普段使いに利用していました。
ブロック形状っぽく見える外観ですが路面への喰いつきがものすごく秀逸で、峠を快走するチームで皆スーパースポーツバイク+高性能ロードタイヤで疾走する中、私一人がアナキーアドベンチャーを履かせたGSでも後れを取らないどころか、ちょっとセーブしないと追い抜いちゃうな、というレベルの走りができてしまいます。皆さん、こんなブロックタイヤみたいなタイヤでそこまで走れるの?と、一様に驚かれます。
高速道路でも特にイヤな振動は全くなく、長距離を乗っても疲れません。
ただし、本格的なオフロードはさすがにムリがあり、こうしたときはカルー4を履かせたセットに換えていました。
現愛車に買い替えたとき、まずはアナキーアドベンチャーを履かせようと考えていましたが、なんと!、後継版のアナキーアドベンチャー2が発売されていました!
信頼するミシュランが満を持してラインアップに加えたタイヤです、悪いわけがありません。
さっそく注文しました!
ちなみに、タイヤサイズはR1250GSもR1300GSも同じで、フロントが120/70 R19、リアが170/60 R17です。
注) 現時点では、アマゾンではアドベンチャー2の販売はフロントのみで、リアは楽天のみでの販売となっているようです。
なお、旧モデルとなってしまったアナキーアドベンチャーは、だいぶおトクに販売されているようです。
こちらが、新旧タイヤの比較です。

右がそろそろライフを終えたアナキーアドベンチャー、左の新品がアナキーアドベンチャー2です。
新旧を並べてみれば、パターン形状が全く異なることがはっきりとわかります。
アナキーアドベンチャー2の進化についてはこちらのホームページに詳しいですが、要点は以下です。
1. 最適化されたトレッドパターンにより、走行中のノイズを低減
2. 新開発のシリカ配合コンパウンドとMICHELIN 2CT テクノロジーが、高いウェットグリップ(先代と比較して10%向上)と優れた耐摩耗性(同14%向上)を両立
3. MICHELIN Reinforced Radial-X Evo テクノロジーと専用トレッドデザインにより、オンロードでの安定感とトレイルでの確かな走破性を両立
4. 高い性能を発揮するだけでなく、サイドウォールには光の吸収を高めるために特別に設計された ミシュランプレミアムタッチデザインを採用
アナキーアドベンチャーはオン/オフ両用という位置付けですが、ミシュランはオンロードに80%、オフロードに20%の比率で性能付与しており、したがってオフロードをオフ専用設計のタイヤと同様に走破できるというわけではないということに注意が必要です。
さて、インプレッションです。
まず、オンロードについて。
上記1.に謳われている通り、静粛性は先代に比べて向上しています。
一番進化を感じた点は、山道のカーブでよく見かける、路面の走行方向に溝を切った、いわゆるレコード盤状の路面での走行です。
先代のタイヤはレコード溝にタイヤを取られふらつくのが常でした(慣れてしまえば、危険を感じるようなレベルではありませんでしたが)。
ところが、当代のタイヤではレコード溝にタイヤを取られるようなことは一切ありませんでした。
このこと一つをとっても、このタイヤの進化を肌で実感することができました。
先代と同様、オンロードの路面によく喰いつき、峠を快走してもリアなりフロントなりが予測不可能な挙動を示すことななく、非常に素直にコントロールが可能でした。
雨天時のウェット性能が向上した、とのことですが、現時点ではまだ濡れたオンロードを走っておらず、その性能向上をまだ実感してはいません。
ただし、先代のウェット性能は抜群で、雨の高速でもほぼ通常通り走行できるレベル。ミシュランの社内テストで先代より10%もウェットグリップが向上したと公表するくらいですから、もう無敵に近いレベルになっているのでしょう。次の雨天走行が楽しみです。
ライフについては、現在のところわかりません。
ただ、R1250GSの整備記録をみると、私はタイヤやガソリンの減りなど気にせずにしっかりと性能を発揮させるタイプですが、フロント、リア共に10,000km強もちましたので(リアの減りの方が早いです)、ライフが14%伸びるとなれば、12,000kmほどもつことになるでしょうか。
なお、Metzler Karoo4の場合、私の使い方だと3,000km強しかもちませんでした。
続いて、オフロード性能です。


このパターンですから、ふかふかの土や砂、ヌタヌタの泥濘路などを走破する気は毛頭ありません。
この日は仲間から岐阜の林道を走ろうと誘いを受けており、砂利やせいぜい圧接土の続く林道であればどうにかなるだろうと、試してみることにしました。
走行モードは、Enduro Pro一択です。
荒れの穏やかな林道路であれば、空気圧はそのままでも全く問題ありません。
しかし、この轍でスタックしてしまったときはそのままの空気圧では脱出は無理で、フロント、リア共に210kPaまで落としてどうにか脱出できました(木の枝をバルブに突っ込み空気を抜きましたので、エア調整は適当です)。


空気圧を落としても、この写真のレベルの林道路がこのタイヤの限界と考えた方がよさそうです。


一方で、こうした小砂利道であれば、あまり不安にならずにどうにか遊べる、といったところです。

全体に、小砂利道カーブでフロントがとられることが多々ありました。
時折、ヌタヌタの泥濘路もありましたが、ここは無理をせず、ハンドルをまっすぐに直進で抜けました。
リアについては、カーブ出口でスロットルを空け、軽くテールスライドさせて方向を変えるという分には特に問題はありませんでした。しかし、フカフカ路でのトラクションは期待できないかもしれません。
タイヤが新品だった(溝が深かった)ということもあるでしょう。
写真に掲載した程度の林道であれば走破できそうですが、もともとオフロード向けに設計されたタイヤではないので、オフロードを走ると事前にわかっているような場合には、ほかにブロックタイヤを持っているのであれば、そちらを使用されることを強くおすすめします。
オンロードのロングツーリングに出かけたり、峠を快走するにはうってつけのタイヤだと思います。
オフロード性能に関しては、オンロードメインのツーリングの中で、例えばキャンプ場の砂利道を走行するだとか、時折ちょっとした荒れ路があっても躊躇なく通行できる、そんな程度で考えておくのがよいように思いました。
GSのオンロードツーリング、峠快走、普段使いには、特におすすめできるタイヤです!
皆さんも、ぜひ楽しんでみてください!

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