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ドイツ車のDIYメンテナンスについて、書籍にまとめました。本ブログで紹介している具体的なメンテナンス方法に留まらず、ドイツ車の思想、整備のポイントをまとめ、メンテナンスに必要な工具類の紹介、部品調達の実例紹介、メンテナンス対象の油脂類や部品の劣化メカニズムまでを紹介しています。

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2020.09. 函館-青森をつなぐフェリー甲板で

 いまから約8年前(2020年9月時点)の2012年に、BMW史上最後のシルキーシックス*1 BMW 528i (F10)に乗り換えました。

 以前からクルマ好きを自認していたものの、私のクルマメカニズムに関する知識はキャブレターやディストリビューターが活躍していた頃のまま停止してしまっておりましたが、その飛躍的なアップデートの契機になったのがこのF10への乗り換えでした。

 メカいじりは大好きで、自転車やバイクの整備、はたまた木工等のDIYはお手の物でしたが、大掛かりになりがちで、かつ多量の工具を必要とするクルマの整備は、これまではせいぜいがタイヤのローテーションやアクセサリーの取付け止まりでした。が、このF10の購入後まもなくKTCのツールセットを購入、クルマの整備の楽しさ、というよりも自分でできることの範囲が拡がることの嬉しさにしびれ、かなりの授業料 (≒間違ったパーツ、余計な工具を購入してしまった、元に戻せなくなりプロにお願いすることになってしまった等々)を支払いながら、徐々にスキルを上げてきました。

 クルマで移動することが大好きで、また私自身かなり転勤の多い生活だったこともあり、沖縄を除く46都道府県をこのクルマで巡り、鄙びた温泉場、史跡などを訪ね、お気に入りの場所を増やしてきました。また、多くの博物館、美術館を訪ね、温故知新のまねごとを楽しんできました。

 このブログでは、F10と歩んできた8年間の出来事 (クルマいじり、お気に入りの場所、感動したことなど)の一部を皆様にご紹介させていただくとともに、範囲をクルマだけに限定することなく私自身がいま現在、また将来の楽しみ方を考える場、そしてそれらを皆様と共有する場としたく考えています。

 ブログはついさっき始めたばかり、今後の方向性は未だ見えていませんが、末永くお付き合いをお願いいたします。

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*1 シルキーシックス
 BMWという社名は、”Bayerishe Motoren Werke”の頭文字を組み合わせたもの。その意味するところは”バイエルン州のエンジン製造会社”であり、BMWはもともとエンジンの開発、製造に力を入れていたメーカーです。BMWが自動車用に製造/供給するうちで最も著名なのがNA (Normal Aspiration; 自然吸気)の直列6気筒エンジンで、その吹け上がりの滑らかさからシルキー(絹のように滑らかな)シックス(6気筒エンジン)と称されてきました。
 しかしながら2010年頃以降、環境保護の観点からダウンサイジングターボエンジンが主流となりはじめ、「ターボ機構を備えない」NAの直列6気筒、つまり本来の意味でのシルキーシックスエンジンは、F10 (6代目6シリーズ)の523i、および528iにおいて、2010年から2011年のわずか1年間だけ搭載され以後姿を消してしまいました。
(F10 523i、528iはその後も製造/販売が継続されましたが、エンジンは直列4気筒+ツインターボに変更されました)

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