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バイクのタイヤのバランス取り -R1250GSを例にとって-

修理・点検・メンテナンス

 こちらの記事で、アドベンチャーバイクのタイヤを手組みで交換できるようになったこと、効率的に交換するためにあった方がよい道具等を紹介しました。

 これまでは機器がなかったため、タイヤの交換後、すぐにバイクに装着してしまっていました。

 そう、タイヤを装着したホイールセットのバランスをとらずに、です。。。

 リアであれば、バランスにはそれほどシビアではありませんので、バランス取りをしなくても走行に大きな支障はないでしょう。

 しかし、ちょっとのバランスの崩れがハンドリングに直接影響するフロントについては、やはりタイヤを交換するたびにバランスを取り直すに越したことはありません。

 そこで、こちらの機器を導入しました!

 バランスシャフトです。

 架台がセットになったバランサーも、もちろん販売されてはいます。

 しかし、既に物で溢れてしまっている我が家、使用頻度が低いのに場所を占拠するものを増やしたくはありません。

 ですので、こちらのベアリング付きのバランスシャフトのみを購入し、クルマの整備で大活躍していたリジッドラック(いわゆる、ウマ)を流用することにしました。

 もちろん、専用の架台と比べれば、シャフトの水平をうまく出せないかもしれません。

 しかし、バランスシャフトが仮に10°傾いていたとして(そんなに傾けば、明らかに目視でおかしいと判断できます)、またホイールセットに100gのバランスの崩れがあったとしても(純正ホイールに、名の知れたタイヤを装着した場合、そこまで崩れることはありません)、10°傾いていることにより生じる重量誤差は、

100 × (1-cos(10°))= 1.52g。

 そう、取るに足らない誤差ですので、バランサーシャフトとリジッドラックの組合せで問題なしと判断しました。

 バランス取りの作業は、簡単です。

 まずは、バランスシャフトをホイールにセット、そして六角ネジで円錐状のコーンを固定します。

 そして、リジッドラックに置いたベアリング上にシャフトをセットし、放置します。

 放置後にホイールが止まる位置がランダムであれば、バランスはとれており修正の必要はありません。

 しかし、いつも同じ個所でホイールが止まる場合、止まったときに真下に位置する部分が重いということですので、その反対側、すなわち真上にウェイトを貼って調整します。

 ウェイトは何g必要なのか予想できませんので、まずは少ない量をテープで仮止めし、もう一度放置します。

 ウェイトが真上で止まればウェイトを追加、ウェイトが真下で止まればウェイトを減らします。

 これを何度か繰り返し、ホイールが止まる位置がランダムになれば、そのウェイトの量の重量でバランスが取れたことになりますので、本貼りして作業終了です。

 本当はホイール単体でバランスを取り(この場合、ウェイトはリム内に貼付します)、タイヤを装着してから改めてバランスをとる手法を取りたかったのですが、この時は忘れてしまいました。

 現代のタイヤ、特にミシュランのタイヤなどはかなりの真円、良バランスで生産されていますので、ホイール単体でバランスを取っておけば、タイヤを装着してもほとんどバランス調整する必要がないほどにバランスしているはずです。

 次回は、ぜひ試してみることにしましょう!

 なお、BMWのパラレバー装着車については、リアのバランスをとるには専用のアダプターが必要です。

 リアホイールはファイナルギヤ上のハブに装着してからねじ止めする機構となっていますが、ハブの系がコーンの最大径よりも大きいため、アダプターが必要になるのです。

 非常に簡単な形状なので、自分で作ってしまえそうですね。

 こんど旋盤を使わせてもらう際に、作っておくことにしましょう。

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