Kindle書籍刊行のお知らせ


ドイツ車のDIYメンテナンスについて、書籍にまとめました。本ブログで紹介している具体的なメンテナンス方法に留まらず、ドイツ車の思想、整備のポイントをまとめ、メンテナンスに必要な工具類の紹介、部品調達の実例紹介、メンテナンス対象の油脂類や部品の劣化メカニズムまでを紹介しています。

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エンジン、エンジンオイルフィルターの交換について -自分で交換すると、こんなにも大きなメリットが!-

修理・点検・メンテナンス

 「エンジンの血液」などとたとえられることもありますが、エンジンオイルはエンジン内部の潤滑、シール性保持、冷却、洗浄等の重要な役割を担っており、エンジンに応じた適切なオイルを適切な頻度で交換しなければ、不調をきたすどころか、エンジンの寿命にも大きく影響することになります

 ここ10年位の欧州を中心とした環境規制強化を受け、欧州車メーカーの多くはこぞってエンジンオイルのロングライフ化を謳うようになりました。確かにエンジンもエンジンオイルも大きく進化はしているものの、交換が不要、あるいはメーカー推奨の交換頻度 (私のクルマの場合、走行25,000㎞毎)に充分に耐えるだけの技術進化があったわけではなく、各社苦肉の策により疑似的なオイルの長寿命化を図り、厳しい環境規制に合致させている (≒オイル廃棄量を減じている)のが実情のようです。苦肉の策の例として、エンジンをいわゆるオイルを喰う (オイル消費量が多い)設計にしておき、定期的に新オイルを補充させるという方法があるようです。エンジンオイルの機能保持には添加剤の存在が必須ですが、長期間使用するうちに機能を失ってしまった添加剤を補うために、新オイルを注入させようというわけです。

 でも、・・・・。上記の苦肉の策でエンジン内部環境を充分綺麗に保てるほどはエンジン、オイルの双方ともに進化していないようで、メーカー推奨のスパンでオイル交換を実施してきたクルマのエンジン内部はスラッジまみれになってしまっているようです。それは、ゼッタイにイヤだな・・・・

 結局、私は走行5,000km毎にエンジンオイルを交換、エンジンオイル交換3回毎 (概ね、走行15,000㎞毎)にフィルターを交換するようにしています。ガソリンエンジンの場合、エンジンオイル交換により得られる体感効果は抜群です!ただし、環境に配慮するという意味から、廃オイルは可能な限りリサイクルに供するようにしています。

 オイル交換の手順をこちらに示しましたが、ご覧の通り難しいことはなく、オイルと共にフィルターを交換しても小一時間で終わる作業です。
 とはいえ、街には「オイル交換無料」を標榜するカーショップも数多い中、自分でオイル交換をするメリットは果たしてあるのでしょうか?

 はい、あります!しっかりとメリットあります!

① オイルを自分で交換することで、シャシーの状態、また廃オイルの状態を毎回観察することができる。
これにより、正常時の廃オイルの色、におい、粘度等を知ることができるため、何らかの異常があった場合にすぐに気付き対処することができる。
(正常時の状態を知らずして、異常を検知することはできませんね)

② オイル交換のトータルコストを (かなり)低く抑えることができる。
街のカーショップの「オイル交換無料」は、海老で鯛を釣るが如しのビジネス手法のように思います。海老 (オイル交換工賃)を餌に、鯛 (高額なオイル)を釣る手法。
いつも私が使うオイルはMoble社のMobile 1 (0W-40)ですが、街のカーショップでは4Lで10,000円程度します。しかし、ネットで買えば消費税、配送料込み、さらにポイントもついて半額以下!
毎回6Lから6.5Lも投入するわけですから、その差は歴然!
当然、待ち時間もありません (笑)。


ほとんどの街のカーショップにはオイルフィルターの在庫はないと思いますが、事前に余分に買っておけばいつでも交換可能です。
私は、ドイツ Mann Filter社のHU816xを 愛用しています。交換用のパッキン2種、ドレンボルトも同梱されています。

 今回は、ここまで。
 次の機会にお会いしましょう!

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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