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エンジンオイル交換をより簡単に迅速に -エコオイルチェンジャーの装着とオイル交換の実際-

修理・点検・メンテナンス
2021.10. オイルパンに装着されたエコオイルチェンジャー。ここではアンダーカバーを全て外していますので、実際とは見え方が異なります。

 エンジンオイルを交換する際、手間だと思う行程は何ですか?

 私の場合、一番手間だと思うのはジャッキアップです。車体を持ち上げずにはドレンボルトにアクセスできませんので、これは仕方ない・・・。

 次が、ドレンボルトの脱着です。

 ドレンボルトを緩めてオイルパンから外す際、確実に手や工具を汚しますので (私がヘタなだけ??)それを洗浄しなければならない。
 ドレンボルト装着の際はトルクレンチを使用しなければならない。

 この二番目に手間なドレンボルトの脱着をしなくてすむ方法が、私がいつも勉強させていただいているDD様のホームページで紹介されていました!

 ドレンボルトの代わりに麓技研株式会社の「エコオイルチェンジャー」を装着すれば、オイル交換のためにドレンボルトを脱着する必要がなくなるのです!!

 手や工具を汚さない、トルクレンチがいらない。このほかにも大きなメリットがありましたので、今回はこのエコオイルチェンジャーをご紹介します!

 エコオイルチェンジャーの詳細は、麓技研のホームページでご確認ください。

 まず装着です。

 私のBMW F10の場合、ドレンボルトはM12, ピッチ1.5ですので、こちらのF109SXを選択しました。

 取付けは、ドレンボルトを外しオイルを抜いてから、ドレンボルトの代わりにエコオイルチェンジャーを装着するだけです。締め付けトルクは、20N・m。

 さて装着から数ヶ月、約5000㎞の走行後に、いよいよエコオイルチェンジャーを使ったオイル交換を実施します。

 この時は別の作業も兼ねレンタルピットを借りていましたから、私がオイル交換時に一番面倒だと思うジャッキアップは楽勝でした。

 私はエコオイルチェンジャーの別売り品であるエルボーを購入し、これに耐油チューブを取り付けた特製アタッチメントを使用しました。これ、すごいメリットがあるのです!

 アタッチメントを装着し、誤作動防止の青いプラスチック部品を外してからコックを90°回します。

 

通常のオイル排出では写真のホース部もふきっ晒しですから、風が吹けばオイルが飛び散ります
ホースの先端を指でふさげば、オイルを止められます。廃オイルのコントロールは、自由自在です。

 これが、大きなメリットなのです。

 オイル排出口と廃オイル受けの距離が遠いと、風が吹いたときにオイルが飛び散り駐車場の地面をかなり汚すのです。おかげで、私が以前借りていた駐車場の地面はどこもキタナイ状態・・・
(退去時、不動産屋は部屋の状態しか見ないようで、駐車場の汚れを咎められたことはありませんが(苦笑))。

 このアタッチメントさえあれば、オイル交換時に強風が吹いたって、オイルは飛び散りません。

 あと、このアタッチメントを使えば廃オイルをどこにでも導けますから、廃オイル処理箱や空のオイル缶に廃オイルを直接排出することだって可能になります。

 オイルが抜けきったらコックを閉めて、誤作動防止プラスチックを嵌め特製アタッチメントを外して終了です。

 手も工具も、ついでに駐車場の床を汚すこともありません!ドレンボルト締付のトルクレンチも不要!!

 イチオシです!



ご参考

 通常のオイル交換の手順は、こちらの記事で紹介しています。

 自分でオイル交換することのメリットは、こちらの記事で紹介しています。

 その他、BMWの定期メンテナンスメニューはこちらの記事で紹介しています。

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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