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京都の奥座敷で不動湯に浸かる -ラドン温泉-

温泉
2020.12. 京都北白川の不動温泉で

 確か、雑誌の鄙びた温泉特集か何かで目にしたのだと思いますが、その佇まいが強烈に印象に残った温泉があります。

 それが、今回ご紹介する「地蔵谷 不動湯」です。京都比叡山の麓、北白川に位置し、ホームページによれば正式名称は「不動温泉」だそうです。京都白川付近の知人に「不動温泉、知ってる?」と聞いても「はぁ?」の反応、もう少し詳細を説明すると、「なんや!、ラドン温泉のことか!。そんな、不動湯なんて誰もいわんで」とのこと、この辺りでは「ラドン温泉」で通っているようです。

 ラドンは放射性物質のひとつ、あちこちのサイトでその効用や原理が紹介されてはいますが、イマイチ私にはしっくりこない説明が多く、どんな効用があるのかゼンゼン理解できていません。
(だいぶ長く物理学を学んでいた過去があり、科学的な説明のどこかに矛盾なり飛躍なりがあると、「ケッ、ウソくせー」と切り捨ててしまう悪癖があるからかもしれません)。

 でも、いいの♡!

 温泉好きを自認しますが、実のところ泉源の種類や効能なんて気にしたことはほとんどなく、温泉場そのもの、またはその周辺の自然の雰囲気、そしてそこに至るまでのドライブが好きなわけですから!

 さて、ラドン温泉。

 外観はこちらのように、懐かしさとおどろおどろしさがミックスした感じです。

 「ごめんください」と声をかけ中に入ると、女将さんから「初めてですか?」と問われ、うなずくと館内のシステムを説明してくれます。料金は営業時間内(午前10時から午後7時)どれだけいても大人1300円、このレトロな休憩室の机の一つを指定され、滞在中はそこが自分の陣地です。ポットのお茶や温泉水はご自由に、また枕や毛布もご自由にお使いくださいとのこと。なかで飲食できるメニューも豊富ですので、ここで長居して過ごすのもよいでしょう。

 さて、お風呂です。

 全面タイル張りのレトロな脱衣所をぬけると、もくもくの湯気で満たされた浴室に至ります。このラドン浴とやら、どうも気化したラドンを体内に取り込む (吸い込む)ことで効能が現れるとのこと、だから湯気がこもりやすい設計になっているのでしょう。浴槽はそれほど大きくなく、大人3人がそれなりにゆったりできる程度、4人だとちょっと圧迫感がありますね。ぬるめで長湯ができる温度、私にはとても快適でした。

 館内はあくまでもレトロ、とっても癒されます。

 この日食べたのは、鍋焼き天婦羅うどんです。天婦羅等は仕出し屋から取り寄せ、仕上げを館内でしているものと思いますが、とっても美味しくいただきました。

 おやおや?

 午前中は空いていたのですが、なにやら人の出入りが激しくなってきました。しまいには、山伏の格好をした方々まで登場する始末。さて一体、これから何が起こるの??

 聞くと、この日は護摩供大祭の日だったようです。

 そうです。ここラドン温泉は温泉場として始まったわけではなく、もともとは真言宗のお寺なのです。工事のさなかに、傷がよく癒えるという水 (お助け水と呼ばれたそうです)が発見されたことがこのラドン湯の発祥だったのです。ここがお寺であるという側面は、このページからも見て取ることができます。

 なにわともあれ、レトロな昭和の雰囲気を満喫できた一日でした!

 レトロに包まれゆっくり酒でも呑みたかったのですが、ここは日帰り入浴施設。こんどは電車とバスに揺られて来てみようかな。
(館内のアルコールメニュー、結構充実していました(笑)!)

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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