レーダー探知機 -その1-の記事では、
・「レーダー」探知機と一括りに呼ばれがちな機器ですが、今どきは最低でも「レーダー+GPS」探知機であること、最新のものは「レーダー+GPS+レーザー」探知機であること、
・(そんな人はいない?かと思いますが(苦笑))某オークションやフリマサイトで激安の、20年ほど前の、ホントの意味での「レーダー」探知機を買ってクルマに装着してもほとんど意味がないこと、
・新たな速度超過検出手法が出回ればそれに対応した機器に買い替えることが非常に重要なこと、
をお伝えしました。
今回は、私がBMW F10に乗り換えて以降装着してきたレーダー探知機の遍歴をご紹介します。この8年間 (2020.10時点)で、私は都合3台のレーダー探知機をこのクルマに装着してきました。
まずメーカーについて、国内ではユピテル、コムテック、セルスターがメジャーな3大メーカーです。以前の記事で、ループコイル式の探知機の場合はループコイルの位置を記録したDBの定期更新が必須であることをお伝えしましたが、この更新費用はユピテルのみ有料、コムテック、セルスターは無料です。機器の購入後も何某かの支払いを続けるのはどうもイヤな性分でして、この時点でユピテルは候補から外れます。とすると、コムテックかセルスターのいずれかを選択することになるわけですが、F10に乗り換えて以降はコムテック一択の状態です。理由は、コムテックとセルスターの両方を使い比べた結果コムテックに軍配が上がったから、というものではありません。セルスターの「レーダー+GPS」探知機を試す前にコムテックの機器を購入し使用したところ、これが非常に優れていたのです。「白バイ取締りエリアです」のアナウンスのあとに周囲をきょろきょろすると白バイが待ち構えているケースに何度も遭遇したり、「取締りに注意してください」のアナウンスのあとでネズミ捕りを見かけたりということが続き、またその他の機能になんらの不満もないため、買い替えの際に敢えて未知なるセルスター品を試す動機が生まれないというのが実情なのです。
なお、各社が「レーダー+GPS」に移行した1世代前の「レーダー」探知機については、私は3社製品をとっかえひっかえ使用してきましたがどれも大差はなく、私が食わず嫌いをしているだけで、今どきの「レーダー+GPS」探知機についても各社性能に大差ない (≒3社の製品とも、同じように非常に優れている)のかもしれません。
(「レーダー」探知機の時代はメーカーに対するこだわりがなく、3社製品をとっかえひっかえしていた私ですが、それは「どのメーカーであれレーダー探知機などあまりあてにならないもの。だからどれをつけていても変わらない」、と考えていたからです。だから、自分が持っているのよりも新しい製品を人からいただいただとか、欲しいと思っていたタイミングでたまたまあるメーカーの機器が安売りをしていただとかの理由で、メーカーに関わらず乗り換えてきました。
当時の「レーダー」探知機なるもの、街中を飛び交うあらゆる電波に反応して四六時中ピーピー鳴るかまびすしい代物で、今の「レーダー+GPS」探知機ほど信頼のおける機器ではなかったのです。ないと不安だから一応つけとくか、うるさいのはどれも一緒だから安いのでいいや、という、ちょっと残念な選び方をしていただけなのです。)
機器について、F10購入直後に購入した初代はこちら Radar Phone S02です。
表示部が小さい、というよりも詳細を知りたい場合はスマホと連携させスマホの画面で確認しましょうというコンセプトの製品でしたので、クルマに装着する本体は非常にコンパクト、したがってスマートに設置できるというのが一番の選定理由でした。
この機種はスマホの専用アプリを用いてループコイル式オービス設置位置を記録したデータベースの更新を行いましたが、ある時を境に機器とスマホの接続、つまりデータベースのアップデートができなくなってしまいました。詳細は不明ですが、どうもアプリが電波法に抵触する可能性がある?との情報もあり、サポートに電話するも「ゴメンナサイ。待ってください。」の一点張り。データベースのアップデートができないなら買い替えるよりほかになく、サポートの対応があまり感じのよいものでなかったため他社品への乗り換えも考えましたが、同社製品の予測的中率はやはり捨てがたく、次もコムテック製品を選定しました。
2代目は、こちら ZERO 705Vです。
ほんとは初代と同じくスマホと連携させるコンセプトの製品が欲しかったのですが、上記トラブルもあってかそのようなモデルのラインアップはなく (今現在も、ないようです。何某かの問題が解決できなかったのかもしれませんね)、購入時点で最も新しいモデルであるこちらを購入しました。
これはスクリーンにいろいろな情報を映し出すことのできるモデルでしたが、なんせその前は表示部面積が極めて小さいシンプルなモデルを敢えて選んでいた私、普段は表示をオフにしておき、警告のあるときだけ画面表示するという、ちょっと宝の持ち腐れ的な使い方をしていました。
ただ、困ったのは設置場所です。付属のステーと付属の粘着ゲルで固定するも、最初の設置場所(写真左)は粘着ゲルの密着面積を充分に確保できなかったからか粘着強度が弱く、夏の高温化でゲルの硬度が下がる (やわらかくなる)としょっちゅう落下しました。ゲルをフロントガラスに粘着させてもやはり真夏の炎天下で落下することが続き (このサイズのゲルで保持するには、機器が重すぎるのだと思います)、少し迷いましたが、このパーツ (写真中。謎のトグルスイッチの秘密は、別の機会に(笑))に穴をあけ、この位置に (写真右)ねじ止めしてしまいました。クルマに穴を開けねばならぬという方法はともかく、位置的には目立たずとてもよかったです。
*2代目の取付写真は、すべてイメージです。
そして、3代目はこちらZERO 807LVです。
2代目の「レーダー+GPS」探知機としての性能には十分に満足していたのですが、新たにレーザー光 (赤外光だそうです)を用いた速度超過取締り方式が導入されたとのこと、当然この方式はこれまでの「レーダー+GPS」探知機で検出することはできませんので、新たに「レーダー+GPS+レーザー」探知機を導入せねばならぬ必要性に迫られたわけです。
ところでこのモデル、レーザー光の検出器は画面の裏側についています。つまり2代目の設置方法ではレーザー光検知器としての役割を果たし得ないため、本機の裏側から見て広く前方を見渡せる場所、つまり、これまでずっと私が避けてきた「目立つ位置」に取り付けざるを得ないわけです・・・・。こんな感じに・・・・。
ここまで目立つ位置に取り付けるしかないのであれば、せっかくの機能を活かさにゃソンソンと考え、現在はOBD-Ⅱ接続し車両情報を表示させています。BMWは水回りが鬼門といわれますが、私のモデルには水温計がついていません (油温計はついているのですが・・・)。なので、この機器を利用して水温監視をしています。それから、後付けでリアカメラ、フロントカメラを設置し、必要に応じてこの機器をモニターとして後方、あるいは前方の安全を確認するようにしています。
*コムテック社が発売しているOBD-Ⅱケーブルは常時電源ラインから電源を取るため、駐車中も電源が供給されます (つまり、クルマのエンジンを切っても機器の電源が切れない)。以前は、同社より輸入車向けにACC (Accessory)ラインから電源を取り、エンジンを切ると同時に機器の電源も切れるOBD-Ⅱ-IMという輸入車向けのケーブルが販売されていましたが、なぜだかかなり前に販売中止になっています。売ってなければ作るしかなく、私は通常のOBD-Ⅱケーブルを改造して常時電源ラインではなくACCラインから電源をとれるようにしています。
上記のOBD-Ⅱケーブルの改造について、およびフロント、リアカメラ取付の動機、取付方法については別の機会にご紹介します。
上記事情で泣く泣く目立つ位置に3代目を取り付けた私ですが、この記事を書いていて、レーザー光の受光部がセパレートのタイプ ZERO 909LSが発売されていることを知りました!これに替えれば、小さなレーザー光受光部だけをフロントガラス付近に置き、本体は2代目の位置にさりげなく設置できることになります!!おまけに、レーザー受信性能も向上しているとのこと!!そうそう、これこれ!、私の欲しかったのは!!
こちらをご覧ください。まさに、私の理想とするモデルです!!
価格も、3代目購入時のそれと大差ありません。
4代目に変わるのも、もうすぐです!
(3代目は、短命に終わってしまいそうだな~ (涙))
今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!
* いいねボタンでのご評価をお願いいたします!
*よりよいページにするために、皆様からのコメント、アドバイス、リクエスト、ご質問等々を大歓迎いたします。ページ下部のコメント欄から、ぜひお寄せ願います!
コメント