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企画展示 プレイバック1970 ~大阪万博のあった時代~ を愉しむ -大阪府吹田市万博記念公園-

博物館・美術館
2021.10. ちょうどいいカンジに色あせたポスター

 万博記念公園内にあるメモリアル施設、EXPO’70 パビリオン ホワイエで、企画展「プレイバック1970 ~大阪万博があった時代~」が開催されています。

 企画展とはいえ、開始は2021.3.20~とありますが終期の表記はなく、また以前見学した時と内容に大差はなかったので、このままずっと続くのかもしれません(笑)。

 このEXPO’70 パビリオン ホワイエなる施設、開催当時は「鉄鋼館」のパビリオンだったそうです。鉄鋼は当時日本最大の産業だったでしょうから、最も立派な建物を今に遺した、ということかもしれません。

 入り口を入ると、当時の最先端を走っていたギャルたちが迎えてくれます。そして、当時の平均的な家族の姿。まだ私は生まれていませんが、う~ん、50年で日本はだいぶ様変わりしたようです(笑)

 ここでは、2025年に大阪夢洲で開催されるEXPO 2025のポスターとEXPO1970のそれを比較することができます。

 どことなく、似ていますね。

 料金表は、こちらです。

 大人の普通入場券が800円か。私の根拠のない推測では(←根拠がなければ推測ではなくただのカンですね(苦笑))、EXPO 2025の入場料は4000円から8000円の間、これと比べて当時の800円の価値は如何ほどだったのでしょうか。

 パビリオンの待ち時間表示のサイン、各パビリオンのパンフレットがありますが、どれをとってもレトロ感がありますね。まさに、「the 昭和」の様相(笑)

 そして、当時の太陽の塔の周辺模型。原っぱの中にポツンとモニュメントがそびえる今の姿と、まったく様相が異なりますね。

 今や一世を風靡しつつある感の電動自転車と電気自動車、そのプロトタイプらしきものはすでに1970年にはあったのです!!

 しかし、ダサい・・・・。超ダサダサ。性能も、それなりだったのでしょう。でも、この「アイデア」自体が素晴らしいですね!!

 レトロなグッズ、ポスター類をお楽しみください。

 ここには、EXPO’70から始まったこと、あるいは日本に導入されたことが列挙されています。

 並べてみましょう。

ピクトグラム
ヨーグルト
LAN (Local Area Network) → へぇ~、LANも1970年にはあったんだ~!
エアドーム
フランスパン
電気自動車
缶コーヒー
ワイヤレステレフォン → テレフォンだけではすみませんでしたね。飛躍的に進化しました。
ファーストフード・ファミリーレストラン
動く歩道

 こうしてみると、フランスパンやヨーグルトはさておき(笑)、いま現代で主流なものの原型はすべて1970年には存在し、50年の時間をかけその性能が飛躍的に向上、そして庶民の手に届く価格帯になるまでに普及した、というだけのことかもしれません。

 さすれば、50年後の未来はどうなっているでしょうか。今生まれたてで、今後伸びゆくであろう技術といえば・・・。量子コンピュータや疑似量子コンピューティング技術の発展とAI (Artificial Intelligence)への応用、環境対応技術(石油資源に頼らない生活。循環型経済。)の飛躍的発展などなど。

 1970年の太陽の塔は、様々なものに囲まれごちゃごちゃしていました。それが今や、原っぱにポツン。これから50年で、これと同じ変遷が起こるのではないでしょうか?人工的なものに囲まれた使い捨ての生活が限界を迎え、シンプルでエコ、エンバイロメンタルフレンドリーな社会に戻っていく。私個人としては、まあそんな未来は大歓迎です。

(ただね、クルマだけはガソリンエンジン、それも気持ちよく回る高性能エンジンを愉しみたいのですが・・・)

 聞きなれないピクトグラムという言葉が出てきましたが、これのことです。

 当時は英語を使える一般人の数は今よりもはるかに少なかったでしょうが、言葉の分からない外国人から見てもパッと意味を連想できるサイン表示のことです。これも今ではごく一般的なものですが、その始まりは万博だったのですね~。


 さあ、展示されていた当時モノの数々をお楽しみください。

 私も吸ったりやめたりで偉そうなことは言えませんが、この灰皿なる代物、次の50年では確実になくなっていそうです。

 それと、「忍耐」とか。ガマンしたり踏ん張ったりすれば何でもできるものではないのです。私はそんな根性論に毒され、一度廃人になりかけました。この当時の人たち、本当にこれが真だと思っていたのでしょうか?こんな前時代なスローガンは、さっさとうっちゃり捨てちゃいましょう。サイエンティフィックに、論理的に考えることが大事だと、私は思います。ガンバっただけでできることなど、たかが知れています。どんなにガンバったって、自分の自転車を明日までに空を飛べるように改造することなどできっこないのです。

 ただし、マネジャーであれば、最後は責任を取るだけの覚悟は必要です。自分に責を任せた上に対しても、自分の指揮についてきてくれている仲間に対しても。仲間に対して「ムダな」ガンバりや忍耐、根性を強いて疲弊させるのは、マネジャーとしては失格です。

 万博公園内にはここのほかにも大阪日本民芸館や、まだ紹介できていませんが国立民族学博物館などもあります。結構奥が深いので、年パス買っても充分元が取れるかもしれません。

 この建物の外観を、以下に示します。

 

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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