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BMWワイパーの格安な交換方法とプロ用ガラスコーティング (撥水系) -雨の季節に備える!-

修理・点検・メンテナンス

 エンジンや足回りの基幹パーツについてはBMW純正部品を海外 (多くは東欧諸国)から格安に輸入しますが、それ以外の、走りとはあまり関係のない内外装パーツは中国からなんちゃって製品を格安で輸入することも多いです。

 例えば、以下の記事で紹介した内装パーツなど、安価な中国製でまったく問題ありません。

 ワイパーについて、純正部品で交換しようとすればブレード一式の交換となりかるく1万円はかかりますが、中国からワイパーゴムだけを輸入して交換してしまえば、なんとわずか数100円で済んでしまいます。

 そもそも、Made in Germanyの純正ブレードに装着されているワイパーゴムだって中国製である可能性も十分にあるわけですから、敢えて高価なゴムを探すまでの意味があるとは思えません。

 海外からパーツを輸入する方法や、適切な部品の選定方法については、下記書籍に記載しましたので、是非ご参考ください。

 さて、まずはワイパーゴムを入手しましょう!

 ebay (https://www.ebay.com)のサイトで、”car wiper rubber”とでも検索すれば、下記のような結果が出てくるはずです。

 私のモデル (BMW F10)の場合、ゴムの幅は6㎜ですので、それに応じたゴムを購入すればフィットします。

 数年前まではebayから直接購入した方が圧倒的に安かったのですが、現在は同等品を日本の業者から購入してもあまり価格差がなくなってきました。

 

 ebayで購入すると納期が1ヶ月以上かかることを考えれば、この程度の価格差なら翌日配送のAmazonで購入した方がよほどよいかもしれませんね。

 交換はカンタンです。

 ① まず、ワイパーブレードを車体から外しましょう。

 イグニッションをオフにした状態でワイパースイッチをしばらく上にあげておくと、ワイパーがサービスモードになり、取り外せるようになります (写真左)。

 ワイパーブレードを外した後 (写真中)、ワイパーアームを”ゆっくりと”たたみ、フロントガラスに密着しておきましょう (写真右)。私はアームをフロントガラスに直接密着させましたが、ウェスかなにかを挟んでおいた方がよりよいでしょう。

 なぜそんなことをするのか?

 それは、フロントガラスの破損防止です。ブレードを外したワイパーアームを立てた状態にしておき、何かのはずみでアームに接触等して倒してしまうと、いとも簡単にフロントガラスが割れてしまうようなのです。私は試したこともありませんし、幸いにもそのような事故に見舞われたことはないので、本当に割れてしまうかどうかはわかりませんが、この程度の手間で大きなリスクを避けられるなら、やらない手はないでしょう。
(自分でフロントガラスを交換すればブログネタにはなりますが、わざわざやりたくはないですね(笑))

 ② ブレードを外したら、ブレードの端のキャップを取り外します。

 キャップはブレードの両端に装着されていますが、どちらのキャップを外していいわけではありません。ゴムをブレードの内側に向かって動かしてみたとき、片方は動き片方は動かないはずです。キャップを外すのは、ゴムが動かない方のキャップです。ゴムが動かないのは後述するツメ (写真左)で押さえられているからで、こちら側からゴムを交換します。

 私のブレードのキャップは何度も外していますからゆるゆるで簡単に抜けますが (写真中、同右)、初回はなかなか硬いので注意してください。

 ③ ワイパーゴムを交換します。 

あとはツメを精密ドライバー等で持ち上げ解除し、ゴムを交換し、長さを調整 (長すぎて余った分をハサミで切るだけです)します。その後ツメを元に戻してゴムを固定し (固定しなくても問題ない気もしますが)、キャップを戻します。

 ④ ゴムを交換したブレードを車両に装着します。

 

 交換作業は、以上です。

 慣れれば、15分程度で完結する作業です。

  

 なお、私はあまりワイパーを使わない派です。

 それよりも、ガラスにフッ素系の撥水剤をコートしておき、ワイパーなしで雨滴を流れ落とす方が好きだからです。

 楽天市場などで (Amazonでは見つかりませんでした)プロ用の製品が販売されていますが、私はKeeperラボの製品を愛用しています。

 

 ただし、施工前には研磨剤で汚れや古いコート剤を落とすことをお忘れなく。

 

 雨の季節に備え、ワイパーゴムの交換、ガラスコーティングを行い、良好な視界を確保しましょう!

 

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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