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エキスパンションタンクほかの交換 -やってよかった、BMWの冷却系のメンテナンス-

修理・点検・メンテナンス
2010.10. 漏れてたであろうクーラントの白いシミで覆われたエキスパンションタンク

 こちらの記事で、

・エキスパンションタンクに白いシミがついていること
・白いシミはクーラントであろうが、高圧下でクーラントが噴き出しそれが白いシミとして残ることは構造上あり得るので(TISにも記載有)、白いシミがついているからといってすぐに手当てが必要とは限らない、
・なので、しばらく様子見する、

と書きました。

 そしてそのまま(≒タンクを交換することなく)、暑い夏を駆け抜け、暑さの納まった今頃になってようやく交換作業をしました。

摘出したエキスパンションタンクを観察すると・・・・。

タンク全周が白いシミで覆われていました。

エキスパンションタンクキャップが高圧時のガス抜き弁の役割を果たし、そこからクーラントが噴出するので、キャップ周りが白くなるのはあり得るでしょうが、キャップから噴出したクーラントがタンク下部にまでまわることは考えにくい。

そもそも、クルマが新しかった頃はキャップ周りが白くなることすらなかったよな・・・

タンク下部と上部(蓋部分)は溶着されているのですが、ところどころクーラントが強く噴出したような形跡が・・・

 そう、割れる可能性がかなりあったにもかかわらず、症状を軽視し、綱渡りのような状態で暑い夏を乗り切ってしまっていたのでしょう。

 夏場は水温が上がりっぱなし、つまりクーラントが膨張しエキスパンションタンクの内圧が高くなりがちな状況下、割れずに済んだのはラッキーだったとしかいいようがありません。

 都会の路上ならともかく、田舎の山中で割れてしまっていたらトンデモないことになるところでした。

 エキスパンションタンクを交換するにあたり、水回りのパーツとしてはほかよりも壊れやすいと定評のベンチレーションホースも同時に交換しました。水回りのパーツを交換する場合は必ずクーラントの交換が伴うので、心配なパーツはできる限り同時交換してしまうことがおススメです。

 交換は、難しくありません。

 まず、クーラントを排出します。

 こちらでも紹介しましたが、このクルマにはクーラントのドレンがありません。 ですので、リンク記事の写真に示したようにラジエターロアホースを抜いてクーラントを排出します。

 

 次いで、ベンチレーションホースを外します。これはクイックカップル方式になっていますので、留め具の金属クリップを引き上げカプラーを引き抜くだけです。

 次いで、エキスパンションタンクを摘出します。タンクを固定する2本のボルトを外すわけですが、まず矢印で示したヒートシュラウドを外し(2本のボルトで止まっているだけ)、ウォッシャー液の注入口を固定するボルトを外し注入口をわきによけます。タンクを固定するボルトを外したらタンクを持ちあげ、底部に位置するセンサーコネクタとラジエターホースを外せば摘出できます。このホースもクイックカプラー方式で、簡単に外せます。

 今回はベンチレーションホースも交換しますので、当該ホースのもう一方のカプラーを外しこれも摘出します。下記写真では、外したベンチレーションホースとその新品を比較しています。

 あとは逆の手順で組付け、クーラントを充填、エア抜きするだけです。

 その手順は、本ページ上部に示したリンク「クーラントの交換手順」をご参照ください。

 紆余曲折ありましたが、今回はBMW純正のクーラントを使用しました。クーラント選定の紆余曲折については、こちらをご参照ください。

 

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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