Kindle書籍刊行のお知らせ


ドイツ車のDIYメンテナンスについて、書籍にまとめました。本ブログで紹介している具体的なメンテナンス方法に留まらず、ドイツ車の思想、整備のポイントをまとめ、メンテナンスに必要な工具類の紹介、部品調達の実例紹介、メンテナンス対象の油脂類や部品の劣化メカニズムまでを紹介しています。

kindle unlimitedで無料ダウンロードしてご覧ください。

詳細はこちら

秋、みぃ~っけ!

名所旧跡・街
2021.09. 大阪 北摂で

 今年の夏は猛暑日が続いたと思ったら急に肌寒くなったり、また突然の大雨に見舞われたり。

 日本は四季がはっきりした珍しい国だといいますが、典型的な日本の夏とはかくあるべし、みたいなステレオタイプな季節が実現することは近年ではあまりなく、ステレオタイプな季節のイメージとの比較から「今年の夏は○○だったよね~」などという会話が、その季節の終わりころによくなされます。

 ただ、この 「今年の夏は○○だったよね~」 なる会話、私が子供の頃でもごくありふれたものでありましたから、近年のニュースでまことしやかにささやかれる、地球温暖化によって季節の乱れが顕著になった、とかいうようなことではなく、自然現象たる気候というものは毎年同じように再現するはずもなく乱れて当然、ということなのでしょう。

 恐らくコロナの影響、具体的には在宅勤務により運動の機会がめっきりと減った(私の場合、通勤だけで10,000歩程度の運動になります)ことが原因だと思うのですが、ヤバイ!というほど体重が増えました。

 ヤバイ!というのは、大金を投じて体ピッタリに誂えたスーツやシャツが着られなくなるかも?、という「ヤバイ!」です。ここまでの変化は私にとって初めての経験で、それ以前は10年以上前に誂えたスーツでもなんなく着こなせるほど体型は変化しませんでした。すべての衣類を改めて誂えなおすなどとても非現実的で、これはもう運動して体型を元に戻すほかありません。

 おっと、今日は秋の話でした。

 ダイエット話の詳細は改めるとして、その一環で始めたウォーキングをしてて、冒頭の彼岸花の蕾を見つけたのです。

 この彼岸花、私が育った田舎では畦道一杯に咲いており、木の枝やなんかでポキポキポキポキなぎ倒して遊びましたっけ。名前がズバリ「彼岸」ですから、あの世の花として不吉がられることも多いのですが、秋の盛りに真っ赤に咲き散らす彼岸花、別名 曼殊沙華 (まんじゅしゃげ)はとても綺麗な花です。

 下は2020年9月末に、宮城県大崎市と栗原市の県境近辺にある愛宕山で撮影した曼殊沙華です。薄い石碑のようなものも写っていますが、これは東北独特の薄い石でできた石碑で、一部墓石として使われることもあるようです。「東北独特」と書きましたが、本当に東北にしかないのかはわからず、少なくとも「私は」東北ではしばしば見かけたけれどその他の地域では見たことがない、という程度の意味で捉えてください。

2020.09. 宮城県大崎市愛宕山

 それから、秋の味覚といえばまずは栗ですね~!

2020.09. 長野県小布施

 近くのスーパーでも栗が売られ始めましたが、昨年のこの時期に訪れた長野県小布施市は昔から栗の産地として知られ、以下の記事に示した通り、栗を使った加工食品(多くはスイーツ)の店には長蛇の列ができていました。ちなみに、コロナがここまででなかった昨年の段階でも、密の回避策として多くの有名店はネットによる予約制をとられていたようです。コロナ渦で遠出をしにくい状況ですが、栗菓子は一般的に賞味期限が極めて短いので、お取り寄せ等はちょっと難しいかもしれません。

 そして、蕎麦。

 下は2020年9月末に宮城県鳴子温泉郷の東の入口、川渡温泉で撮影した蕎麦畑の写真です。

2020.09. 宮城県鳴子町 川渡温泉

 こちらで紹介しましたが、川渡温泉浴場 (公共浴場)の緑でほんのり油臭のする温泉、

 それから同じ川渡温泉の老舗 藤島旅館の湯治場の雰囲気、

 ここ鳴子温泉郷には古き良き湯治場の面影があちこちに残っています。

 花としては今時期が盛りですから、これが枯れて種である蕎麦のみを収穫できるのはもう1ヶ月も先の頃、10月末頃が新蕎麦の季節になりましょうか。

 奈良県の生駒山を訪れ新蕎麦を愉しんだ記事(2020.11.)は、こちらに掲載しています。

 それと、東北の地で私がとても驚いた秋の味覚があります!

 それは、鮎。

 鮎を育む清流 長良川の近辺で育った私には鮎は初夏の風物詩です。ところが、山形県最上町の小国川、ここも鮎を育む清流として有名だそうですが、ここでは鮎といえば初秋の風物詩のだそうです。

 下の3枚は、2017.09.09.に山形県舟形町 (最上町の隣町)で開催された、ふながた若鮎まつりの様子です。鮎のほか、舟形町は縄文のビーナスが発見された町としても有名です。

 国道47号線を鳴子温泉から新庄方面に向かうと、左手に川の駅もがみが見えます。建物の裏に小国川が流れていますが、そこを堰き止めた「やな漁」で捕獲した鮎を食べさせてくれます。ここに限らず、9月にもなれば47号線から脇に入った小国川沿いには鮎を売る屋台がいくつも並びます。これぞ、最上の初秋の風景なのでしょう。

 

 そう、最上といえば瀬見温泉 喜至楼を忘れてはなりません。早く再訪したいな~。

 下は2021年9月10日に撮影した、大阪北部 (北摂)の田の様子です。関東以南では、9月の稲といえばこんなイメージを持つのが普通でしょう。

 そしてこちらが、2020年9月20日の青森県五所川原市の様子。津軽人の心の故郷 お岩木山の目前の、嗚呼 豊穣の風景です。稲刈りの真最中ですね~!

  南北に長い日本列島、ところ変わればこうまでも季節感が異なるのですね!

 そう、この時の東北訪問時は、吉幾三、太宰治の出身地である五所川原で地獄絵に出会い、

 以後、その魅力にどんどんハマる契機となりました。

 

 

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

* いいねボタンでのご評価をお願いいたします!
*よりよいページにするために、皆様からのコメント、アドバイス、リクエスト、ご質問等々を大歓迎いたします。ページ下部のコメント欄から、ぜひお寄せ願います!

名所旧跡・街
スポンサーリンク
駆けて 遊んで また駆けて

コメント

タイトルとURLをコピーしました