Kindle書籍刊行のお知らせ


ドイツ車のDIYメンテナンスについて、書籍にまとめました。本ブログで紹介している具体的なメンテナンス方法に留まらず、ドイツ車の思想、整備のポイントをまとめ、メンテナンスに必要な工具類の紹介、部品調達の実例紹介、メンテナンス対象の油脂類や部品の劣化メカニズムまでを紹介しています。

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ふらり旅

名所旧跡・街

六道珍皇寺に佇む「あの世とこの世をつなぐ井戸」の存在を知っていますか? -京都市東山区-

かつての京都に、あの世とこの世をつなぐ道があったことをご存知ですか?道といっても道路ではなく、冥界との行き来には井戸を使うのです。その井戸があるのは、京都の六道珍皇寺です。夏場によく刊行される京都の怪奇類を扱う書籍では必ず紹介されますので名は知っていましたが訪れるのは今回が初めて。小ぶりながら綺麗な寺で、大満足でした。
ふらり旅

新蕎麦の季節になりましたよ~! -秋の記事のご紹介-

蕎麦や銀杏は私の大好きな秋の味覚の一例ですが、初秋に楽しめるものではなく、秋も盛りに入った10月末以降のお楽しみです。  キャッチアイ画像に示しましたが、ついこのあいだ蕎麦屋の店先で新蕎麦の入荷を知らせる表示を見付けました!いよいよ、秋も盛...
温泉

4種の源泉を持つ湯治宿 姥の湯 -宮城県鳴子温泉郷-

鳴子温泉郷は、私の最も好きな温泉場の一つです。宮城県北部の町に住んでいたころ、日帰りできるにもかかわらずよく泊まっていた湯治宿があります。「姥の湯」という旅館で、館内に4つもの異なる源泉を持ちます。あまり聞きなれないであろう「自炊部」の特徴、および私的鳴子温泉グルメである「ゆきむすび」で作られたおにぎりも紹介します。
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名所旧跡・街

旅情誘う渡船 -大阪市大正区で-

大阪市大正区で、立て続けに渡船場の案内看板を見ました。渡船は橋などのインフラが完全には整備されていなかった頃のものだと思っていただけに、現代の大阪で出会うとは思っていもいませんでした。大阪市には今も8つの渡船があるそうですが、うち7つが大正区と近隣の区を結ぶものです。料金は無料、いまも市民の足として大活躍していました。
温泉

喜至楼 -瀬見温泉 (山形県最上町)にそびえる歴史的温泉旅館-(更新)

山形県の山間の小国川沿いに、瀬見温泉があります。ここにそびえるのが喜至楼という古い歴史的旅館で、明治、大正、昭和の建物群で構成されています。建物もさることながら、館内に配置された4つの温泉場もそれぞれに風情があり、在りし日の大繁栄が偲ばれます。そんな喜至楼の内部を、とくとご覧に入れましょう。
博物館・美術館

大山崎山荘美術館で令和時代の超工芸「和巧超絶佳」展を観る -京都府乙調郡-

京都と大阪の境界付近にある、大山崎山荘美術館を訪れました。大山崎といえばサントリー山崎蒸留所が有名で、その近隣の美術館ならサントリーのスポンサードかと思いましたが、そうではありませんでした。ある実業家の朽ちかけた別荘をアサヒビール初代社長が買い取り、彼の民芸コレクションを展示する美術館として再生されたものでした。
博物館・美術館

「用の美」を静かに放つ民芸の逸品を大阪日本民芸館で愉しむ -大阪府吹田市 万博公園内-

秋晴れのある日、万博公園に出掛けました。万博公園といえば私にとっては国立民族学博物館なのですが、前々から気になっていた別の博物館があります。それは、大阪日本民芸館です。民芸は日用使いの中で光る美、つまり「用の美」にスポットライトをあてます。今回は三代澤本寿の手になる型絵染展が開催されており、その素朴な美を堪能しました。
名所旧跡・街

秋、みぃ~っけ!

暑かった夏もようやく落ち着きを見せ始め、ほんの少しずつですが、秋のしるしを目にするようになりました。秋のしるしとは、目で愛でるものは曼殊沙華、いわゆる彼岸花、舌で愛でるものは栗と蕎麦 (新蕎麦の時期には、まだちょっと早いですね)。また、鮎は関東以南の方々にとっては初夏の風物詩ですが、東北ではなんと秋の風物詩なのです。
博物館・美術館

高山市郊外にあるちょっと風変わりな美術館「光ミュージアム」を訪れる -岐阜県高山市-

岐阜県高山市にある、光ミュージアムを訪問しました。光というのは「光(光学)」ではなく、何某かの団体の名称のようです。昔から存在は知りながら、いささか敬遠していたのですが、訪れて吃驚、とてもステキな博物館でした。この時は名前だけ知っていた須田剋太、それから世界の仮面の2つの企画展が開催されていましたが、いずれも秀逸でした。
博物館・美術館

高山市郊外丹生川村にある「匠の館 森の水族館」で癒される -岐阜県高山市-

高山市の奥の方、昔は丹生川村と呼ばれた山合に、小さな博物館兼水族館があります。その名も、匠の館 森の水族館。匠の館では豪奢な飛騨の旧家に飛騨の匠にまつわる展示物が、森の水族館ではいまは北海道にしか生息しないという幻の魚 いとうが悠々と泳いでいます。大きさは控えめですが、付近の景観と相まってとても落ち着く場所です。
博物館・美術館

世界でも珍しい刃物総合博物館 フェザーミュージアムを訪れる -岐阜県関市-

岐阜県関市は、遠く室町の時代から刃物で有名な町です。そこにフェザーミュージアムという、世界でも珍しい刃物総合博物館があります。初めて訪れた10年前は古今東西の刃物関連資料を所狭しと並べた雑多感の強い魅力的な展示でしたが、それから改装され整然としてしまったのがちょっと残念です(笑)。ちなみに、私はフェザー剃刀愛用者です!
博物館・美術館

大阪歴史博物館 (大阪府大阪市) -あやしい絵展を観る-

電車のポスターでふと目にした、「あやしい絵展」のポスター。開国と同時に西洋から持ち込まれた、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックを絵画に取り入れた作品群を展示した企画展だそうです。これは、行かねば!ギャラリースコープで拡大すると、肉眼で鑑賞するのとは違う雰囲気を醸す作品も多くありました。
各地の旨いもの

洋野(岩手県)の旨いもの -初夏に旬を迎える生うに-

ミョウバンの独特なにおいの鼻につく加工うにであれば年中出回っていますが、磯の香りが鼻を抜ける生うには初夏の風物詩です。私のとっての生うにといえば三陸のリアス海岸産、なかでも一大産地として知られる岩手県洋野町のものです。生うにの季節は一瞬ですが、いちご煮呼ばれるうにとあわびからなる南部の特産品は一年中美味しく楽しめます!
温泉

川渡温泉浴場 -宮城県鳴子温泉郷川渡温泉-

鳴子温泉郷の東に位置する川渡温泉。前回藤島旅館を紹介しましたが、川渡温泉の特徴である「緑の湯」をお見せできませんでした。今回はその代りに、藤島旅館から徒歩数分の場所にある川渡温泉浴場の湯をお見せします。あたりに残る史跡から、ここ川渡がかつては馬の一大産地であったことを知りました。在りし日の賑わいが、瞼に浮かぶようです。
温泉

湯治場の名残を残す名湯、藤島旅館 -宮城県鳴子温泉郷川渡温泉-

私の最もお気に入りの温泉地のひとつ、鳴子温泉郷は川渡温泉にある藤島旅館を紹介します。温泉好きを自認する私ですが、緑色、黒い湯の花、ほのかな石油臭と、初耳、初体験の三人衆を従えた名湯です。湯治場の雰囲気を色濃く残す外観、内部ですが、コロナ禍のなか改装されたとのこと。再訪が楽しみです。